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カンパノラ、漆で星空や茜空を表現したミドルサイズの2モデルを発表

カンパノラは、コレクションの中で最も小さい直径36mmのケースを採用し、星空や茜空を漆で表現した文字盤が特徴の2モデルを発表した。「俐月(りつき)」と「燈寧(あかね)」は、ムーンフェイズを搭載しており、2022年2月9日(水)から発売開始予定だ。

伝統技法を堪能できる2モデル

カンパノラは、星空や茜空を漆で表現したムーンフェイズ搭載の「俐月(りつき)」と「燈寧(あかね)」の2モデルを発表した。本作は、カンパノラのコレクションの中で、最も小さい直径36mmのステンレススティール製ケースを持ち、ユニセックスで着用できるサイズ感が魅力だ。

「俐月(りつき)」の文字盤には、星々がきらめく夜空を黒漆と螺鈿で表現しており、また「燈寧(あかね)」は、夕暮れ時に染まる美しい茜色の空を朱漆と金属粉で表現している。6時位置には、59日で1周動作するムーンフェイズ機能を備えている。

このムーンフェイズには、神話をもとにした絵画「ヴィーナス誕生」や「眠れるヴィーナス」に登場するヴィーナスの表情をモチーフに、カンパノラオリジナルで描いている。29.5日毎に入れ替わるこのヴィーナスの表情によって、針の動きとは異なる時間の流れを感じることができるだろう。

本作のために用意されたサテン風の合成皮革ストラップは、シルバーカラーのケースに黒を基調とした「俐月」にはブラックカラーを、サクラ色のケースに朱色を基調とした「燈寧」にはバーガンディカラーのものを合わせている。


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タイメックス T80 x ジュディス リーバー限定モデル 世界で一番輝くタイメックス

クリスタルで覆われたT80 x ジュディス リーバーLEで街に繰り出す。

クリスタルを散りばめたアニマル型のレディースランチ風ハンドバッグで知られるジュディス リーバーは、コラボレーションの常連。タイメックスもその例に漏れないのだけれど、このふたつのブランドは、今になっても興味深い組み合わせだと思う。

タイメックスには実用性、用途、使いやすさに満ちていて、リーバーにはダラスという街とテレビ番組による独特の雰囲気がある。シャンパングラスが部屋を飛び交うように、騒々しく製品が発表されるのだ。

タイメックス×リーバーのコラボレーションで生まれたのは、38mmのステンレススティール製Q タイメックスと、35mmのローズゴールドトーンのSS製T80で、私の腕にはこの2本が装着されている。

この時計を身につけることは、自分探しの練習となった。“この時計はどんなものでありたいのか、そしてその目標においてどれだけ成功しているのか”というジャックの有益な理論を実践し、評論家のような冷徹さでアプローチしなければならないだろうと、ハンズオンの依頼を受けたときに感じた。私は虹色に輝くクリスタルが好きなわけではないが(モバードのミュージアムは大好きだ)、それでも、このちんどん屋のようなタイメックスを楽しんでいる自分に気づいた。

この鮮やかな色のお菓子のような腕時計の特徴はこれだ、重いのである。この非常に驚くべき時計について最初の驚きは、見ためとは裏腹に重量級であることなのだ。ちょっとあざとい感じはするけれど。これ以上大きいとマンガのようになってしまうと思うけど、35mmというサイズもちょうどいい。

その重厚感とともに、手首につけるとより繊細な印象になる(もちろん、本当の意味で繊細というわけではなく、クリスタルの時計が持つべき繊細さだ)。ローズゴールドの色合いは私の肌の色によく馴染み、クリスタルとの表示はそのままでいい感じがする。

これは私ではないが、彼女にもよく似合っている。

クリスタルはバンドと文字盤にはめ込まれているため、圧迫感のある時計にはなっていない。ディスコボールのように常に光を集めているわけでもなく、実際、時計がそれほど重くなければ、そこにクリスタルがあることをほとんど忘れてしまうほどだ。全体として、この時計は予想以上に鈍重だけれど、それはいい意味で、である。

また、この時計はコントラストの研究ともとれる。50m防水ながら900個のスワロフスキー・クリスタルを使用いるためダイビング向きではない。派手なデザインだが、安価なプラスチック製タイメックスを連想させるクラシックなインディグロの光を放っている。タイメックスとしては高価なものの、ジュディス・りーバーとしてはまったく普通だと言える。

月、日表示、アラームの標準的なデジタル機能がついており、セットアップも簡単だ。

本機は、Z世代に見られるようになった、Y2K世代のファッションリバイバルにふさわしい時計。レインボーのロレックス デイトナの若い従兄弟のような楽しい時計である。オート・オロロジーを気取っているわけではなく、オート・オロロジーをどう発音するかも知らない時計だと言える。

ジュディス・リーバーのクリエイティブ・ディレクターであるディー・ヒルフィガー(リーバー自身は2018年に他界)は、プロモーションビデオを使って、当たり前だが重要な点を指摘した。彼女は、この時計は "カンバセーション・ピース......人々を幸せにするもの "だと語った。そしてご存知のとおり、彼女は正しい。

この時計をつけている私を見た友人たちは、"どうしてそんなものを持っているの?"、"その時計はあなたじゃなくて私にぴったり、私にもちょうだい "と言った。時計に興味があるというよりファッションに興味がある友人たちのなかで、この時計は彼らの目に留まったのだ。

たぶん、あなたがこの種の時計を欲しがるような人なら(私の友人のベッカは別として、他に誰がいるかはわからない)、私ほど訝しげな興奮を集めることはないだろう。でも、身につけると楽しい時計であることに変わりはない。ジャックによるテストもクリアしている。驚くべきことに、この時計はやろうとしたことを成し遂げているのである。

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オリスの限定モデルで環境保護を推進する

…そして、アフリカのオカバンゴ・デルタの地域社会にも貢献。

カラハリ砂漠の真ん中に洪水時には5791mile²(約1万5000km²)におよぶ植物が生い茂る緑のオアシスがある。そこは世界最大の内陸デルタであり、また5大獣類のサイ、ゾウ、ライオン、バッファロー、ヒョウの生息地でもある。オリスさらには400種を超える鳥類も生息している。そのような場所は地球上のどこにもなく、それがユネスコの世界遺産に登録された理由でもある。そこは“カラハリのエメラルド”と呼ばれている。

オカバンゴ・デルタの様子だ。

6月から8月にかけて洪水のピークを迎えるこのデルタ地帯には数百マイル先から野生動物が集まり、動植物の巨大な生息地を形成する。世界中から観光客がこのデルタを訪れ、さらに地元の5つの民族はデルタによってもたらされる恵みを受けて生活している。

草の生い茂る数千もの島々がデルタを構成する。沼地やラグーン(潟湖)により、デルタの大部分は陸路で行くことは不可能だ。2011年以前は緊急医療や緊急の空輸を必要とする人は隣りの南アフリカからの航空機を待たなければならなかった。ボツワナには地域社会や観光客にこうしたサービスを提供するために必要な資源がなかったからだ。

そこで2011年、スイスのクリスチャン・グロス(Christian Gross)氏とミーシャ・S・クルック(Misha S. Kruck)博士がオカバンゴ・デルタに航空医療資源を提供する組織を立ち上げた。10年後、オカバンゴ エア レスキュー(O.A.R.)はピラタスPC-12固定翼機とベル ジェットレンジャー 206 III ヘリコプターをそれぞれ2機運用するようになった。当初は航空搬送に特化した組織としてスタートしたが、現在は航空医療事業と並行して総合病院も運営することを通じ、一般医療を提供する組織として成長している。この組織は医師、パイロット、看護師、救急救命士、事務スタッフで構成され、そのほとんどがボツワナ出身者である。現在までに約2万人の患者が総合病院で治療を受け、治療を求めるおよそ1500人がO.A.R.の航空医療サービスで航空搬送されている。もし患者が援助にかかる費用をカバーする保険に加入していない場合、O.A.R.はその費用を免除している。

そしてオリスはオカバンゴ・デルタに医療資源を提供するO.A.R.の10周年を祝う時計を作った。

この限定版のビッグクラウン プロパイロットはオカバンゴ エアレスキュー リミテッド エディションと名付けられ、このデルタの深い緑色の色合いを映し出したダイヤルが特徴である。ダイヤルの色合いにはフュメ模様に似たわずかなグラデーションも施されている。2021年にはグリーンのダイヤルを持つ時計は目新しいものではなくなり、誰もがその流れに乗っているが、私はアフリカの七つの自然の驚異のひとつに倣って作られたダイヤルは見たことがない。オリスの多くの時計と同様、この時計の強みはオリジナリティと利他主義のユニークなブレンドに由来している。


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